あなたは、最も沢山の呼び名を、持っている日本の花を知っていますか?
その花は、地方の方言の呼び名も入れて約千個持っている「彼岸花」です。
参考にいくつか紹介すると、葉見ず花見ず、カミソリ花、狐のかんざし、
シビレ花、地獄花、死人花、英語でRed spider lily ,そして、曼珠沙華等。
曼珠沙華は、サンスクリット語で「天界に咲く花の意味で、良い事の前兆で
天上から赤い花が、降ってくる」。
花が少なくなるこの時期に、真っ赤な彼岸花は、老婆の真っ赤な口紅の様に
怖いくらい不気味です。
そんな彼岸花を増やして、「彼岸花の里」を目指して活動している人が、
小矢部市五郎丸の、川原 俊昭 さん。
「彼岸花は、秋に突然真っ赤な花が咲き、その後葉が出て春には枯れて、
球根は地中には残り、春からの農作業には全く邪魔にならず、球根の毒が、
ネズミやモグラの進入を防ぎ、畦を守ってくれる、農民には大切な花です」
川原さんは、2001年から自宅付近に1200個を植え、その後、町内の
人達と毎年1000球から1500球を植えて、今では15000球になり
その球根が毎年、子供の球根を作り倍々と増えて今では、約64000球に
なり、国道359号線の五郎丸地区を走ると、何本もの真っ赤な線が、
(約2キロ)目に飛び込んできます。
車で、山口百恵さんの「マンジュ シャカ」を聴きながらお出かけ下さい。
「マンジュシャカ 恋する女は、マンジュシャカ罪作り、
白い花さえ真っ赤に染める」