関澤 「小林さん、そちらの天気はいかがですか?」
小林アナ「天気は、あまり良くありませんが明日は、雪の予報です」
関澤 「それは羨ましいです。毎日天気が変わる気候は素晴らしい事です」
小林アナ「意味がわかりません!関澤さんは今どこですか?」
関澤 「インドのムンバイの駅前で、クラクションが鳴りっぱなしです。
ムンバイでは、8ヶ月間全く雨が降らず、気温は30度前後で一定の
乾季で、残りの4ヶ月は毎日雨の日の雨季です。雨季では、カバンも
服も全て物がカビだらけになります」
小林アナ「乾季は良いけど、雨季は勘弁して欲しいです」
関澤 「ムンバイでは、天気予報は無きに等しいです」(笑)
小林アナ「関澤さんは、なぜムンバイに行かれたのですか?」
関澤 「私の甥が、仕事でムンバイへ転勤になり、インドに興味があり、
カレーの新しいメニューの開発のために来ました」
小林アナ「どんな仕事ですか?」
関澤 「医療器械の会社でレントゲンフィルムの仕事です。日本や欧米では
デジタル化されフイルムは使われないですが、インドではフィルムを
本人に必ず持ち帰らせる為必要です。何しろ13億の人口ですか、
お陰でいい商売になっています。しかし、問題も有ります。
それは、インドのカースト制の為、医師は生まれた時から医師になる
定めですから、不勉強で医師になる為、酷い医師が沢山います。
甥の娘さんが、ムンバイで凄くお腹が痛いと訴えるので、ムンバイの
病院へ行くと、医師が『これは盲腸だ!直ぐ手術だ!』と診断されたが
全く盲腸の場所では無く、信用出来ないので急遽帰国して、日本で診断
してもらうと、違う環境でのストレスだと診断され、手術しなくて
良かったと。富山の配置薬の方がよほど信用出来ます。(笑)
兎に角、インドは私の今までの常識を、全てひっくり返す程驚きの
連続です。インドのカレーは、どこで食べても私の口にピッタリで、
新しいカレーのアイデアも出来ました」
小林アナ「関澤さん、気を付けて帰ってきて下さい」
関澤 「クラクション鳴りっ放しのムンバイからの中継でした」