先日、沖縄のジュゴンの子供を世話していましたが、世話の甲斐なく死にました。
解剖すると、胃の中から大量のプラスチックが出て来て、それが原因だと言われました。
沖縄は海のど真ん中、そんな所でも海洋プラスチックが大量にあるとは驚きです。
そこで、チリが集まる石川県の千里浜へ取材に行きました。
千里浜は長さ8キロの浜で、車で走れる事で全国的に有名ですが、「浜が痩せて来て、昔の砂丘を削って
浜茶屋と道路を作りました。ゴミの量は凄いですが、朝早くトラックで集め、殆どプラスチックで
海の中にはもっと沢山あります」と浜茶屋角屋のお母さんの弁。
富山湾は、どうなっているのか魚津水族館館長の稲村さんに聞きました。
「自分はあくまでも、生きた魚が専門ですが、海洋プラスチックについて知る範囲でお答えします。
プラスチックは、千島暖流に乗って千里浜に着き、それから能登半島を回って富山湾に入り、
紫外線や年数で劣化して、5ミリ以下のマイクロプラスチックになり、その後0、05ミリ以下のウルトラ
マイクロプラスチックになり海の底に貯まり、ダイオキシ等の汚染物質が吸着し、
小さな魚が食べ食物連鎖で大きな魚の中の貯まります。
その魚を食べる事は、汚染物質をお腹の中に取り込む事になります。
又、ウルトラマイクロプラスチックは、歯磨き粉や洗顔化粧品に研磨剤として入っています。
ですから、私達が日常生活の中で海にプラスチックを流しています。富山湾は80パーセントが陸から
言われていますから意識して生活しましょう。