ある不動屋さんの嘆き

今日は、3月3日で雛祭りです。

あるお母さんは「お雛様を早く片付けないと、婚期が遅れると言われている

ので、3月4日には片付けていたのに、40代の娘も息子もまだ未婚です」(笑)

また、スーパーのおひな様コーナーには沢山の物が積まれています。

おひな様弁当を持ったお婆ちゃんは「おひなさま弁当ではなく、

しなしな弁当やちゃ」と明るく笑っていました。

売り場の担当者は「少子化で、年々お雛様弁当が売れなくなりました」と。

小矢部市内のある不動屋さんは「少子化対策こそ、これからの日本にとって

一番大事な政策です。また、市の人口を増やすためには、住宅を建てたり

アパートを借りる人に補助金を出す事です。小矢部市は、他の市に先駆けて

小矢部市で家を建てたら100万円、新婚さんが他市から来てアパートを

借りたら月1万円の補助など、沢山の優遇措置があり、今まで約8000人が

利用していました。もちろん人の出入りがあり、市の人口は増えていませんが

減少率は低いです。その政策を参考に、小矢部市の周りの砺波市、南砺市も

マネました。南砺市は住宅を建てると、ナントをもじって1,071,000円補助

しています。その補助金が小矢部市では4月から出なくなり、不動産屋は

商売が厳しくなるでしょう。一時的には補助金を出しても、入居者は税金を

払ったり、街で様々な買い物もしますから、必ず回収できるのに残念です」

と、ボヤきます。

しかし、小矢部市や南砺市や砺波市へ、住宅を建てたり古民家を改装したり

様々な人達が入居しています。

東京から来られて、小矢部市に住宅を建てられた人は「何回かモニターで

来て寝泊まりして、自然が豊かで魚が美味しく、子育てには最適だと思い

決めました」

小矢部市は、地政学的にあいの風鉄道が走り、北陸自動車道と東海自動車道と

能越自動車道がクロスして、交通アクセスが全国でも稀な地域をアピール

していけば、補助金が無くても人口が増えるかも。

そんな話を、不動産屋さんに言うと「何を甘いこと言う!銭が一番!」と。

 

 

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