
先週の朝、ウグイスの初鳴きを聴きました。
「ホーホケキョ、ホーホケキョ、ケキョケキョケキョ」鳴いていましたが、
まだ本調子ではなく自信なさそうでした。
今日は、私も鳴いてみようと思います。
「ホーホケキョ、ホーホケキョ、ケキョケキョケキョ」なかなか上手く鳴け
ません。これは、井波の木彫りの里で買ってきた『ウグイス笛』です。
直径2センチ、長さ7センチの乾燥した木に穴を開け、直径1センチ、
長さ5センチの木に穴を開けて斜めに接着させ、吹くと音が出ます。
その穴を指で塞いだり離したり、音の調整をするとウグイス声になります。
「ホーホケキョ」と鳴くのは、オスが自分の縄張りを主張するのと、
メスへのアピールのラブコールです。ラブコールに惹かれてツガイの相手が
見つかると、子作りに励みその後、子育てに入ると「チャッ、チャッ」と
鳴き声が地鳴きに変わります。
ところでリスナーに皆さんは、ウグイスの姿はどんなイメージですか?
殆どの人は、ウグイス色の美しい黄緑色のイメージだと思いますが、
その鳥はメジロで、ウグイス餅では無くメジロ餅にすべきです。
ウグイスは、スズメの様な茶色で木立の中では、専門家でも中々
みつける事が出来ません。
もう一つ豆知識。東京の山手線に鶯谷の駅があり、ラブホやソープランドが
沢山あり、チョット怪しい町ですが、鶯谷の町名の町はありません。
その鴬谷の地名は、江戸時代に上野寛永寺の住職として、代々京都から
皇族が駐在していました。その一人である公弁が元禄年間に
「江戸のウグイスは訛っている」と京都から300羽のウグイスを放った
所が、鴬谷になった由来です。
それでは最後にもう一度ウグイス笛を「ホーホケキョ、ホーホケキョ」
この鳴き声では、若い女性は避けて行き、決して寄って来ませんね。