クリカラ八重桜『索(ナワ)の会』

毎日、歴史的な事が起きています。

この事が終わった後「2020年は、世界中大変な事があった年」と世界中の

人々が語る年になるでしょう。

植物達は『何か大変な事がありました?』と堂々と生きていますが、

クリカラの八重桜も山や道路や空を、心踊るピンク色に染めています。

今日の話題は、そのクリカラの八重桜の世話を長年、植樹、管理されている、

『索の会』を紹介します。

その前に、八重桜は別名牡丹桜、里桜、菊桜と言われ、白やピンクの花が、

丸くポンポンの様になり、一輪に100枚から130枚の花びらを付けます。

花言葉は、幾重にも重なった花びらに、重ねられた知識や知恵をなぞらえて、

「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」で私には無い物ばかりです(笑)

そのクリカラ八重桜を、長年管理されている『索の会』

会長 中農 清豪さんに聞きました。

「索(ナワ)の会の索はどんな意味ですか?」

中農「ナワとは、倶利伽羅不動明王が右手に剣を持ち、左手に縄を

持っています。なぜ縄を持っているかと言うと、縄に縛りつけてでも救い出す

という意味が有り、そこからナワの会が平成元年に生まれ、会員は26人です」

「なぜクリカラに八重桜なのですか?」

中農「昭和の20年頃、高岡市の高木勝巳さんが、倶利伽羅峠の九十九折を

トラックで通っていると小雪が降ってきて、その当時はタイヤチエーンが無く

縄をタイヤに縛り付けて滑り止めにしていたが、その縄が切れトラックは

崖下へ、高木さんは一命を取り止め『これは倶利伽羅不動明王が、

私を守ってくださったおかげだ』と思い、感謝の気持ちで八重桜を植え始め、

高木さんが亡くなった後は、津幡町と小矢部市の有志が植え続け、

今では3000本になり、倶利伽羅山に植えるところが無くなり、剪定したり

病害虫の駆除をしたり、樹木医を招いて講習会を開いたりしています。

又、今年は中止になりましたが、八重桜まつりの世話をしたりしています」

今まさに盛りに倶利伽羅八重桜は、咲き誇りピンクの花が乱舞していますから

是非見てやってください。そして倶利伽羅不動明王にお参りして、

コロナ退治をお願いしましょう!

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