年末恒例の今年の漢字は、オリンピックで日本が27個の金メダルを獲り、
支援金や補助金などで『金』になりました。
そして昨日の15日は、年金受給者が銀行の前に長い行列を作りました。
ある男性は「少ない年金だけが頼りやちゃ。2〜3日前からカップ麺だけ、
暖房温度も下げて厚着して年金を待っていました」
又、ある女性は「年金支給日が近付く2〜3日前から、スーパーのチラシを
並べて安い所を探し、当日は自転車で駆け付けています」と笑います。
そんな人達に、映画『老後の資金がありません』がオススメです。
ストーリーは、家計に無関心な夫、フリーターの娘、大学生の息子と暮らす
平凡な主婦が主人公の映画で、主人公は今絶好調の天海祐希さんです。
主人公の篤子は、憧れのブランドバックも我慢して、夫の給料と自分のパート
のお金をやりくりして老後の資金をためた。老後は2000万円必要と
言われている中なんとか700万円の貯金が出来た。
しかし、舅の葬式代、娘の結婚相手が地方実業家の御曹司での豪華な結婚式
の、費用が折半の負担になり、さらに夫の会社が倒産して退職金も出ず、
自分のパートの突然のクビで節約して貯めた、老後の資金が少なくなる
事が次々と起こる。
その上、夫の母芳乃(草笛光子)が一緒に生活するようになります。
この芳乃が大変な浪費家で、少しは家にお金は入れるが、それの何倍もの
お金を使うため、ますます窮地に立たされます。
そして、自分の生前葬を計画して実行します。後は映画を観て下さい。
私は老後の資金は、何回か放送で紹介しましたが、自分のお金に働いて
もらう事です。日本人は余分なお金はほとんど貯金しますが、利子は限りなく
ゼロに近い物です。そこで、投資信託や配当の良い株式投資をススメます。
今まで貯金しかしなかった人は、いろいろ勉強する必要が出て来ますが、
少しずつ振り分けてトライしてみて下さい。失敗して損失を出す事があるかも
知りませんが、授業料だと思って続ければ、必ず貯金では得られない
リターンがあります。
これから世の中は、インフレになってくると貯金は必ず目減りします。