多賀大社は、古くから「お多賀さん」の名で親しまれ、
滋賀県第一の大社です。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢はお多賀の子でござる」と言われていて
伊勢神宮の祭神である天照大神が、イザナギ、イザナミの子供である。
そのイザナギ、イザナミを祀っているのが多賀大社です。
駐車場から少し歩いて大鳥居の前に、高さ2メール程の太鼓橋がありますが、
サイズが小さく歩いて渡れず、欄干につながって上り下りします。
しかし、ほとんどの人は脇道から進みますが、私はモチロン太鼓橋の欄干を
つたって渡りました。
境内に入ると、約10組の着飾った親子が、本殿前や松の木の下などで、
七五三の記念撮影をしていました。
境内を出ると名物の「糸切り餅」を買いました。
私は、その糸切り餅を見て「おおキレイ」と思わず声を上げるくらい、
ビックリして感動しました。
その糸切り餅は、1、5Cmの俵型で表面は白色でその上に、赤と青の細い線が
引いてあり、実に上品で美しく食べるのが勿体ない位の餅でした。
その後、808段の石の階段がある長命寺へ。
今回の参加メンバーは、80代の女性1人と後は70代の女性2人と、
70代の男性2人の5人でした。
その5人が808段の階段の前に立った時全員が「ええーここ登るの!」と
早くも投げやり。「頂上近くまで車で行けるらしいよ」と言うと
「折角来たから、下から行く」と寺が用意した杖を持っていました。
808段の階段は歴史ある古い階段で、石がそのままの所や、幅や高さが
バラバラの所もあり難儀しましたが、
皆んなは、ヒイヒイ言いながら休み休み約1時間で何とか登りました。
長命寺に着いて本殿にお詣りして振り向くと、眼下に琵琶湖の水面がキラキラ
光り、長い階段の疲れも吹っ飛ぶ雄大な眺めでした。
帰りの階段は膝にきている人もいたので、杖を使わず手すりを伝って、
ソロリソロリと降りて来ました。
それから、滋賀県の有名な糸切り餅ともう一つの姥ヶ餅(ウバガモチ)を食べる
予定でしたが、昔のお嬢様方は「名前がイヤ!」と食べる事を拒否したため
買う事さえ出来ませんでした。