私の友人で、戦艦『大和』の世界的研究家の『原 勝洋』さんが、
「日本一の称名滝の紅葉が見たいから、5日に富山に行くからよろしく」と。
5日、朝一の新幹線で来県。
午前9時半には、私の店でお客さんと歓談しながらモーニングコーヒー。
その時、あるお客さんが「称名滝は、午後1時頃に行くと、滝に太陽の光が
当たり、凄い迫力だよ」と言われたので、時間調整の為、海岸から3000M
級の山が連なる『雨晴海岸』へ。
原さんは「自分は今までこんな景色見た事がない!島に一本の松が生えて、
その島の向こうに雪を頂いた立山連峰が連なっている。神に感謝」と合掌。
その後いよいよ称名滝へ。
駐車場から歩き始めると、原さんが「腰が痛い」と腰を曲げてヨタヨタと
歩き続けてなんとか40分程で到着した。
称名滝周辺は、太陽の光が当たり光り輝き、空は雲一つない青空、
紅葉は神のキャンバスを思わせる色使いで、その中を350Mの落差の滝が、
白い龍の様に踊る。原さんは涙しながら写真を撮りまくり。
帰り道、芦峅寺に有る『閻魔堂』へ。
何回も立ち寄っているので、左の柱に有るスイッチを入れると、暗い室内が
明るくなり、閻魔大王が浮かび上がってきます。
思わず手を合わせ「その節はよろしくお願いします」とお参りし、御朱印を
頂いて、大岩山日石寺へ。
事務所で御朱印を書いていただいている時に「このご時世、外国人の滝行の
人はいらっしゃいますか?」と聞くと「たまに来られます、7日にも男性7人
女性4人の外国人の申し込みがあります。どこの国かエージェント経由なので
分かりません」
「キリスト教やイスラム教とか関係ないのですか?」
「あまり関係ないみたいです。いま流行りの『コト消費』ですかね。滝行の後
皆さん清々しく、笑顔で帰って行かれます」
原さんは「今回の富山の旅は、身体も心も体も軽くなり、まして死んだ後の
極楽行きまで、世話をしてくれてありがとう」(笑)と感謝されました。