聞くも涙、語るも涙、ツバメ一家の物語

今年の我が家のツバメは、『2年連続で、蛇に襲われ来ないのかなァ』と

心配していると、例年より遅れ4月24日に夫婦で現れました。

2〜3日「チュンチュン」と泣きながら、我が家の周リの変化の偵察した後、

巣作りの開始です。泥をクチバシで運び、積み上げては乾かし、積み上げては

乾かししながら10日間程で完成しました。

翌日、下にバラバラになった巣が落ちていて『カラスか?』と、

思いましたがカラスは、卵かヒナを襲って食べるのでカラスではない。

数日後、ツバメ夫婦は、また巣作りを始めました。

そして、完成間近にまた下に落ちていて『どうして?巣作りに問題が?』と

思いました。『これで2回巣作りに失敗して、この後、産卵、子育て、

飛行訓練していては、旅立ちに間に合わない』と思い、プラスチックの白い

お碗に、下に落とされた巣をそのまま入れそっと入れ、釘で打ち付けました。

プラスチックの白いお碗の巣は、プラスチックの臭いがするだろうし、

色も形も違うので、果たして気に入ってくれるのか、心配していましたが、

ツバメ夫婦は、戸惑いながら卵を4個産みました。(バンザイ)

どうして4個と分かったかと言いますと、車のルームミラーを棒に付けて、

巣の中を覗けるようにした為です。

しかし、私の友人は「そんな、覗きはやめなさい!親はイヤがって卵を、

外に投げ出す事も報告されているよ。アナタも覗かれると嫌でしょ」。

巣の周りには、カラス除けのネットで囲い、ヘビに2回襲われているため、

ホームセンターで、ヘビ除けの薬も撒いて『今年こそは、巣立って欲しい』

と、万全の構えにしました。

そーっと覗くと、雛が見え『おお産まれたか!良かったな』と、

雛の世話をしている親鳥に声を掛けると、鳴いて答えてくれました。

ツバメ夫婦は、子育ての為1日に300回以上、巣を往復して餌を運ぶので、

とにかく一生懸命です。

それが、週末の大雨の日、下に撒いたヘビ除けの薬が流れてしまい、

日曜日の小雨の中、ヘビがツバメの巣を襲い、可愛い雛が犠牲になりました。

その様子を報告してくれた、近所のおじさんに「どうしてヘビを叩き落として

くれなかったの!」と言うと、おじさんは「俺、ヘビが嫌いで怖かった」と。

私はショックでショックで、ツバメ夫婦は私の姿を見ると「チッチッチッチ」

と悲しみを訴え、私は守ってやれなかった悔しさで涙が出ました。

3日ほど、ツバメ夫婦は悲しみに暮れて、我が家の周りに居ましたが今は、

姿を見なくなりました。今頃は、多分どこかの雛のヘルパーとして、

餌運びをして心を癒していると信じます。

 

 

おすすめ記事

  1. 東京で活躍する『静物写真家』新明将太朗さん

関連記事

  1. インド ムンバイの旅
  2. お金ザクザク!日本三大金運神社白山市『金劔宮』
  3. 利賀村長崎『茂右衛門騒動』
  4. 海へプラスチックを流しているのは、あなたです!
  5. 京都、はずれ旅
  6. コロナに負けない「カ」「キ」「ク」「ケ」「コ」
  7. 変わる水田風景
  8. 東京人が感じた、奥深い富山県
PAGE TOP