小林さん、玉ねぎ料理はよく作られますか?
「ハイ、玉ねぎは大好きなので、毎日の様に使います」
私の店は、カレー屋なので毎日大量に使いますし、
自家製のオニオンドレッシングはおすすめです。
皆さん大好きな玉ねぎの特産地を目指して、奮闘しているのが砺波市です。
先日、砺波市の産地を取材で回りましたが、どこも収穫の真盛りで忙しく、
取材は諦めました。
収穫の様子は、畝に掘り出された玉ねぎを、大型の機械で収穫して、
大きな金属製の籠に自動で詰めて行き、その籠が一杯になるとトラクターが
運び、その籠をホークリフトでトラックに積み、組合の集積場へ。
実に見事な連携プレーでした。
ここで少し、玉ねぎの豆知識を。
玉ねぎの原産地は、中央アジアで、紀元前古代エジプト王朝時代に、
ニンニク、玉ねぎ等が労働者に配給された記録があります。
それから、ヨーロッパに伝わり、16世紀にはアメリカ伝わり、日本には
江戸時代に伝わりましたが、あくまでも観賞用で食用は、明治に入ってから。
組合の大野さんは「平成19年に、8ヘクタールから栽培が始まり、
今年は175ヘクタールになり、200ヘクタール以上ないと特産地として、
相手にされませんので、250ヘクタールを目指しています。
砺波市で玉ねぎの特産地を目指したきっかけは、チューリップ栽培と植え込み
収穫が少しずれるくらいで、田んぼに畝を作る事も同じだった為です」
次は、実際に玉ねぎ栽培されている、吉田さんに聞きました。
「この辺りは、平成21年に1ヘクタールから初めて、今は、5ヘクタールに
なりました。今年は、雪が降らなかったので他の地域では、玉ねぎが大きく
なりすぎて、商品にならなかった。玉ねぎは、かなり手がかかり、殺菌剤や
除草剤等もよく使い、消費者にあまり知られたく無いですが。
利益は、お天道様次第で、去年の様に大豊作になると、大儲けどころか、
値段が暴落して赤字でした。しかし、これだけ面積が増えるということは、
儲かる時もあるから」(笑)
取材を終えて、
私は玉ねぎの様に、涙が出るくらいの感動の話しを、していこうと誓った。