今日から『でるラジ』の担当アナウンサーは、小林アナから平島アナに
変わりました。
その平島さんは、今日の話題の高岡市伏木の出身で盛り上がりました。
今日紹介するのは、高岡市伏木にある重要文化財『勝興寺』と『十間道路』
です。勝興寺は、浄土真宗本願寺派のお寺院で、文明3年(1471)
本願寺8世蓮如が、南砺市土山に土山坊を開き、戦国時代に小矢部市末友に
伽藍営み、越中一向一揆の拠点になるが、天正9年(1581)織田の武士に
焼き討ちに会い、天正12(1584)現在地に伽藍を再興しました。
境内には、巨大な本堂や唐門や鼓堂など計12棟の重要文化財があります。
この度、23年の歳月をかけて全て甦り、早速取材に行って来ました。
先ず、歴史ある古い石橋を渡ると、正面に明治26年(1893)に
京都興正寺から移築された、豪華に金の金具をあしらった唐門がありました。
唐門をくぐると、右手に天から降って来た石があり、その大きな石を小石で
叩くと「キーンキーン」と信じられない様な金属音がします。
本堂は、高さ23.5メートルあり凄い迫力で迫って来ます。
長い渡り廊下を進んで行くと、書院、奥書院、大広間、大きなかまどが
2つある広い台所があり、これら全て江戸時代当時に復元されました。
長い渡り廊下を歩いていると、江戸時代にタイムスリップした様な
錯覚におそわれれます。又、所々に飾り金具が光っていて、大変な時間と
職人技が光っていて、この勝興寺の復元に携わられた全ての人々に感謝です。
その後、伏木の十間道路の満開の桜並木を通りましたが、この道路がなんと
昭和4年に開通していると知りビックリ。
十間道路は、一間は1.8メートルですから十間は18メートルです。
自動車が走り始めた今から約90年前に、こんな道路を作った伏木の人達に
驚かされました。
この道路は、私の人生と同じく、山あり谷ありのアップダウンがある楽しい
桜道です。