ツバメのお宿の奥さんのホノボノ話

我が家には、今年は来ないだろうと思っていたツバメが、ようやく

6月1日に来ました!

我が家では、カラスやヘビに巣を襲われて、6年間ツバメの子供達が

巣立っていないため、ツバメの姿を見たと聞き『おおお来てくれたか!』

と、歓迎の声を上げました。

ツバメ家族は、以前は順調に子育てして巣立っていましたが、6年前から

先ずカラスの襲撃を受けるようになりました。

カラスはツバメの巣を見つけると、巣に足をかけて引きずり落として、

生まれたての雛や卵を食べます。可哀想で見るに耐えない姿です。

そこで、カラスは自分の羽根に、物が触るのを嫌う習性があると聞き、

ツバメの巣の周りにロープ垂らしましたが、カラスは下からジャンプして

巣を襲いました。

そこで次の年は、より沢山のロープを垂らしましたが、やはり襲撃された。

次の年は、園芸用のネットで巣を囲いました。

すると、今度はヘビがネットをつたい、巣を襲撃して卵やひなを飲み込み

ました。私は昔からヘビは苦手ですが、恐る恐る棒で捕まえて下に落とし、

憎しみを込めて叩き殺しました。

そんな事が続いたため、我が家では6年間ツバメは巣立っていないため、

我が家出身のツバメは途絶えたと思っていました。しかし来てくれた!

その感動で今年は、何としてでも無事に巣立っていって欲しいと思い、

近所に毎年、沢山のツバメが集まる家に聞きに行きました。

「例年は、5〜6家族来ていましたが、今年は3家族で1家族は巣立って

行き、今は納屋の中には2家族です。毎年この時期になると車庫の高級車は、

外で雨晒しになり、フンが落ちるので納屋の中はパラソルを反対にして

吊るしています」と、ツバメのお宿の奥さんは笑いながら答えました。

「ヘビは来ませんか?」と聞くと「納屋の中へ入り込み、柱をつたい巣を

襲います。可哀想ですが私達も生活があるので、一日中見守るわけにいかず

時々チェックしています」

「ツバメ達に言いたいことは?」

「昔から、ツバメが巣を作る家には、幸せを運んで来ると言われていますが、

我が家には毎年5〜6家族来るから、5〜6倍幸せを運んで来るはずが、

相変わらずの老夫婦の年金生活です。

しかし、ツバメ家族が、電線に整列して飛び立っていく時、

『元気でね』と声をかけると、ほのぼのと幸せ感が広がります」と、

ぬく〜い話でした。

 

 

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